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2008年度理事長

東大和青年会議所2008年度理事長:森田博之

第22代理事長
森田 博之
2008年度のスローガン
熱き『志』で拓け! 未来(あす)への道

理事長所信

はじめに

青い空と青い海、そして、緑の大地、この地球は、宇宙から見ると、とても美しく奇跡を感じさせる惑星であります。

そして、この地球上で私たちは、その多くの恵みによって生かされています。その中の一国”日本”は、その恵みをとても大切に考える国であり、また、人として生きる倫理道徳のある国であると、私は思っています。

しかし、豊かになりすぎたからでしょうか?日本の誇るべき秩序ある社会もまた、連日のように報道されるニュースを見ると、崩壊しつつあるように思えるのは私だけでしょうか?考えてほしいのです。私たちは、この社会を築いている当事者なのです。この社会は良くも悪くも私たちが創っているのです。ですから、無関心でいてはならないのです。豊かになった時代、問題はさまざまな利益や規制などが絡み合い、複雑化しています。しかし、どんな難題でも、その解決策は目の前の小さなことの延長線上にあるのではないでしょうか?

こんな問題があります。「象一頭を食べるにはどうすればよいか?」答えは、「ひと口ずつ食べる」です。中国の思想家、孔子も「千里の道も一歩から」と言っています。目の前の問題が、たとえ不可能に思える難題でも、今、信じる道を一歩でも半歩でも前に進めなければなりません。私たち青年は、ゴールが見えなくとも、決してあきらめることなく、次の時代を切り拓き、進まなくてはならないのです。

志に熱を・・・

JCは一人ひとりの『志』によって支えられています。『志』というのは自分のためだけに何かをするという私心ではなく、自分を犠牲にしてでも、世のため人のために、何かを成し遂げようとする心だと思います。そして、その第一歩は責任と自覚だと考えています。

戦後に生まれた私たちは、何の不自由もなく親に育ててもらい、特別な苦労もなく生きてきました。私たちが与えられている今の幸せは、自らが掴み取ったものではなく、先人たちが、必死に、この国や地域のことを思い、考え、守り、築き与えられた幸せなのです。私たちは、その先人たちが築いて来た時代で生きているのです。それを深く自覚し、私たちもまた、責任を持って、希望に満ちた次の時代を築いていかなくてはなりません。

1949年に「新日本の再建は我々青年の仕事である。」という言葉から始まる設立趣意書のもと、青年会議所は立ち上がりました。設立趣意書の中から読み取れるように、戦後立ち上がった青年会議所は、国内経済の充実を中心としてきました。今、経済大国になった日本において、それは十分に達成されたと言えるでしょう。しかし、豊かになってしまったがゆえの事件が後を絶ちません。私たちは、「この時代の問題を、一つひとつ深く研究し、本当に希望に満ちた明るい豊かな社会を、心から熱望する。」といった 『志』を、責任と自覚を持って磨かなくてはならないのです。何もない時代から、物があふれ、豊かになりすぎた現代、拝金主義、利己主義といわれる言葉を多く聞くこの時代、その『志』は自らが熱を与え、鍛えない限り自然と磨かれていくものではないのです。

私たちJCは『志』の集団であり、JAYCEEは、高い『志』を持った次世代のリーダーであるならば、常にその『志』は熱くしていかなければなりません。

「JCは湯の如し」、JCに少しでも魅力を感じているならば、元の水に還らないように絶えずその『志』に熱を与えていきましょう。そして、その熱を伝播していきましょう。

青年会議所の価値

JC世代、20歳から40歳は、社会人として、親として、人生において、土台を作るとても重要な時期でしょう。「この重要な時期にJCなんて・・・・」確かにそうかもしれません。しかし、今ある自分の環境を少し変えることによって、新たな自分を発見することができます。青年会議所の入会は、品格のある青年であれば人種、国籍、性別、職業、宗教を問いません。現在、全国には719余の地域に、約4万人、世界の121カ国105地域で、約20万人の会員がいるこの組織は、無限の可能性を秘めています。もしあなたが、自分の可能性を高めたいと思うなら、その機会がJCには無限にあるといえます。そして、それを求めるならば、無限に自己を高めることが出来る組織なのです。しかし、その反面、自らが積極的に求めない限り、何一つ得ることができないのもJCなのです。

JCは40歳で卒業です。自分にとっての青年会議所の価値は、自分自身が決める。そしてそれをチャンスと受け止め、自らの成長に生かすことが大切なのです。

IMPACTと更なる工夫

柔らかい太陽の日差しも一点に集めると発火します。青年会議所の行う事業の目標は、「社会と人間の開発」です。ですから、その社会、その人間の心に、火をつけてこそ達成するといえるのです。何かを成し遂げようと思うなら、ここだと思う一点に集中することが大切です。社会や人間の心を、発火させる一点を見つけることなのです。そして、一点を見つけたならそこに光を集める工夫を考えるのです。

地域と共に

人口の減少、少子高齢化、国の財政状況等に伴い、中央集権社会から地域主権型社会に時代は動いています。地域のことは地域で考え、地域で解決してゆくことが求められてきている昨今、行政はもちろんですが、私たち地域市民もまた、このまちのあり方を主体的に考えなければならないのです。

政治を以って社会を変える手法もあるでしょう。しかし、我々JCとしてのまちづくりは、次世代のリーダーとしての自覚を持ちながら、その地域の一員として、常に地域と同じ目線で、謙虚に地域市民に語りかけ、国や世界、地球と共に運命を分かち合っていることを心に、グローバルな視点で、その地域の歴史を学び、そのまちを愛し、そのまちの特色を再認識し、地域市民と共感しあって、魅力ある地域づくりをするといった地域主権型社会を目指すことでしょう。

そして、その過程で、同じ熱い『志』を持った仲間を多く作り、切磋琢磨し、地域市民と共に、自分自身を磨き成長させていく。これが地域の青年会議所運動のあり方だと私は考えています。

最後に、第22代理事長というすばらしい機会を与えてくれた方々に心から感謝いたします。皆様の期待に応えられるよう邁進していきますので1年間宜しくお願いいたします。

二度とない人生だから
志を高く持とう
愛する我がまちだから
夢を形に変えていこう
二つとない国だから
日本の未来をこの手で創ろう
かけがえのない地球だから
すべてのものとともに生きよう

時代をきりひらくのは
我々青年の使命である
(2000年代運動指針あとがきより)

基本方針
  • 「地域の力」に繋げる地域との連携強化
  • 熱い『志』を市民意識へ繋げる
  • 目的達成のためのIMPACTと更なる工夫
  • LOM強化のための地域出向
重点事業
  • 地域と共につくるわんぱく相撲の開催
  • 熱き『志』を伝播する事業の開催
  • 魅力ある地域構築のための事業の開催
重点課題
  • 新公益法人制度への対応と法人化
  • 会員の拡大