2009年度理事長

- 第23代理事長
- 武藤 修一
- 2009年度のスローガン
- 「まちに人に心の種まきをしよう!
~豊かな心満ちる未来(あす)のために~」
理事長所信
はじめに
1986年に東大和青年会議所が誕生しました。創立時の熱い思いが、諸先輩の努力と情熱のおかげで今日まで受け継がれてまいりました。
それぞれの時代の中で、いかなる時も地域の問題に迅速に対応し、常に時代の先駆者、リーダーとしての役割を絶えず果たしてこられた諸先輩方の努力と情熱に、心より敬意を払います。そして友情・情熱を、絶やすことなく「今の時代にあった形」で、一層盛り立てていくことが私たち現役メンバーの使命です。
しかし近年慢性的に続く会員の減少により青年会議所の運動も危機的な状況を迎えています。「今、私たち青年会議所が何をしなければならないのか?」時代の流れや変化に翻弄され、さまざまな物事の本質を見失いそうになっている現代だからこそ、しっかり現状を把握し物事を見極める目を養い個々の魅力を磨き、我々自身がもっと楽しく、魅力的な団体であり続けていかなければいけません。未来に向け熱く夢を語り「ひとづくり」「まちづくり」に新たなる時代を切り拓くために、メンバー一人ひとりが考え自ら行動し、より魅力的に輝く自分づくりをしようではありませんか。
会員として
我々は、JCという組織に誇りをもっているだろうか。JC運動に可能性や価値を感じているだろうか。自国に誇りをもって生きることの重要性を訴える団体として、組織にプライドを持たなければ、説得力を持つことはありません。
「よくこんな時にJCをやれるな」「もっと仕事に専念しなさい」JCに対しては、周りからいろんな声があることでしょう。実際に活動や運動をしている私達自身でさえ、心のどこかで揺れる瞬間があります。だからといって安易に妥協すれば、何も始まらず、何も起こりません。人生の目的は「心を高めること」、「魂を磨くこと」にあると思います。生きていくことは苦しいことのほうが多いかもしれません。しかし、その苦は魂を磨くための試練と考えれば、その試練は己の人間性を鍛えるための絶好のチャンスなのです。20才から40才の限られた青年会議所運動で何を得るかは自分自身の行動ひとつです。
「明るい豊かな社会」の実現を理想とした活動に携わっていることを「誇り」として頑張っていきましょう!
原点回帰そして地域の為に地域を知ろう
「JCしかない時代」から「JCもある時代」に昨今このような言葉をよく耳にしますが、確かに、まちづくりや青少年の育成を謳う団体は数多くあります。しかしながらJCは制約されず時代に則したかたちで様々な活動ができる団体です。そして大きく違うのは、自己の成長をも目的とした集いであるということです。事業を通して助け合いの心と互いを思いやる心を養い、そしてJC運動で知り得た人脈や知識、培った経験によって「何でもできる!」という自信に繋がっていきます。私たちがJCの存在意義を問う前に今一度設立意義に目を向け地域に必要とされる団体として、原点回帰をし地域の発展と自己修練を積む活動をするべきです。そして常に高い意識を持って、未来に何を残して行くのかをしっかりと考え行動し、地域と共に自らを成長させ、地域のリーダーとして社会の発展に寄与していきましょう。
まちづくりに一番大切で欠かせないものは、まちを知る事だと思います。原点に立ち戻りまちを知るところから始め、より良い地域にする為に何をすべきか創造していく力を養い、地域を担うリーダーとして更に意識を高めていきましょう。
生きる力を育む
今日、わが国では、親が子を殺し、子が親を殺し、無差別殺人事件、育児放棄、児童虐待、目を覆いたくなる事件が多発しています。自殺者の急増、老人を相手にした振り込め詐欺が横行し、食品企業が食品販売物に不正表示をするなど、世相の乱れは例を挙げればきりがありません。「またか」ニュースで聞いても驚きが慢性化している自分はいないでしょうか。この情報社会の中で子ども達は目にしたくない事でもテレビや新聞、インターネットと様々な媒体でごく自然に目にしている状況があります。
某新聞の私の視点欄に薬師寺管主 安田(やすだ) 暎(えい)胤(いん)さんが書いた『命と仏教「豊かな心」の種まく場に』と題した記事があります。その中で安田さんは傷ましい殺人事件などについて次の様に述べています。
“なぜこうも命が軽んじられるのか、視点をより広げてみても、空気や水が激しく汚染されていき、欲望と憎悪による戦乱も繰り返されて全生命体が破滅する危険性を膨らませている。人類は地球における悪玉のがん細胞のようだ。釈尊もまた「人間の欲望は無限であり、一人の人間の欲望を満たすのに、ヒマラヤ山を黄金と化し、それを2倍にして与えても満たすことはできない」と説いている。必要な事は「少欲(しょうよく)知(ち)足(そく)」という求めすぎない我欲(がよく)の抑制である。”と訴えておられました。
安田さんは薬師寺の先々代管主だった故高田(たかだ)好胤(こういん)師の「もので栄えて心で滅ばぬように」という、経済成長の弊害への警鐘を鳴らす啓蒙活動を継承するお一人として「ものの豊かさを否定するのではなく、ものの豊かさのように心の豊かさを持つ事だ。豊かな心とは『感謝の心、敬いの心、侘(わ)びの心、赦(ゆる)しの心』問題はその心をいかに育てるかにある」と訴え、陰惨な事件の背景として学校、家庭、社会など教育の場が崩壊しているところに原因を見いだしておられました。
私が思う「感謝の心」とはすべての事に有難うと思う気持ち、「敬いの心」とは相手を尊ぶこころ、「侘びの心」とは見た目には質素に見えるものに対しても質が高く丁寧にしようとする心、「赦しの心」とは文化や習慣、考え方が違っていても互いの違いを認め合う心。すべてにおいて相手を大切に思う心こそが豊かな心に繋がるのではないでしょうか。
若い世代ではご説法を聞く機会は中々ないと思いますが、子は「親の背中」「大人の背中」をみて育ちます。子の行いは良くも悪くも大人の背中そのものだと思います。私たち親世代が大人が、子どもの道しるべとして命の尊さや思いやる心を示し未来を担う子どもたちへ、大人の背中を通して「心の種まき」をしていき豊かな心を持った子どもの育みをしていきましょう。
まず自分自身を磨こう!そして会員拡大へ!
JCは志の集団です。己を磨き一人ひとりが輝き情熱を持って「明るい豊かな社会の実現に向けて」率先して行動するのが青年会議所です。入会時を思い起こせば「青年会議所」とはどんな団体で何をしているのかわかりませんでしたが、結局のところ知人からのお誘いとこんな人たちがいるところならという事で入会を決めさせて頂きました。この様な感じで入会されたメンバーは多かったのではないでしょうか。入会動機は様々で、やはりどんなにすばらしい活動をしていても最後は人間同士です。魅力がある人間がいなければ、入会しても魅力に繋がらない筈です。私たち一人ひとりが熱意を持ってJCを語る事が出来ればきっと会員拡大に繋がります。真剣に「志」を伝播しましょう!全員の熱意で会員拡大に結びつける為に・・・・。
新公益法人制度に対する対応
2008年12月1日から新しい公益法人制度が施行されます。現行任意団体である東大和青年会議所の公益事業に対する実務の向上、対外的な組織に対する信用の観点から法人化に向けた検討が必要です。十分に調査検討し、今後の方向性をあらゆる角度から議論し会員の意識を高め法人化に向けた取り組みを行います。改めてJCの原点とは何かを見つめ直し、皆で議論を重ねていきましょう。
おわりに
2009年度は私自身JCの最後の年になりますが、第23代理事長の機会を与えて下さった皆様には深く敬意を表すとともに、東大和の為そして東大和青年会議所の為一生懸命活動していく所存です。皆様のご指導ご鞭撻の程何卒宜しくお願い申し上げます。
志を立てよう
本気になって真剣に志を立てよう
命をかけるほどの思いで志を立てよう
志を立てれば 事はもはや半ば達せられたといってよい
― 松下 幸之助 ―
基本方針
- 地域貢献できる人間力の育成
- 会員資質向上による組織力の強化
- 全メンバーによる会員拡大の推進
- 友情を深める会員交流及び魅力を高める地域交流の推進
- 新公益法人制度への対応と法人化の検討
重点事業
- 心の種まきに繋がる事業の開催
- 地域と共に心を一つにしたわんぱく相撲の開催
- 参加者の資質向上へと繋がる事業の開催
重点課題
- 会員拡大
- 新公益法人制度への対応と法人化の検討
